第572回無声映画鑑賞会
無声映画鑑賞会に行ってきました。
本日の作品はこちら。
・『人生乱舞』(6分) 製作年不明
監督/小國狂二 主演/片岡時次郎
・『弱虫天国』(23分) 製作年不明
監督/山口辰雄 主演/星ひかる、青葉光子
・『謎の殺人事件』(43分) 1938年大都作品
監督/後藤昌信 主演/水島道太郎、高原富士子、橘喜久子
・『鉄の爪』(45分) 1935年エトナ作品・トーキー
監督/後藤岱山 主演/椿三四郎、松浦築枝、水原洋一
弁士/澤登 翠(『謎の殺人事件』)、片岡一郎(『弱虫天国』、『人生乱舞』)
本日の会は、「超レア・フィルム特集! 『鉄の爪』初公開!!」というもの。
この宣伝文句には、まったくの嘘偽りはなく、そりゃあもうレア映画オンパレード。
しかしながら…「なぜ、レアフィルムなのか」ということを考えると、
どのような映画なのか、少しはご想像がつくのではないかと思われます(苦笑)
『人生乱舞』は、ちょっと映画が撮れる人が作っちゃったというような、
お遊びのようなチャンバラ映画。
「完」の文字が出た後に、おまけでゆる~い撮影風景が入っているのが面白すぎ。
『弱虫天国』は、ゆるさの中にユーモアがあり、なかなか楽しい作品。
片岡君はこういう弁士をやらせると、群を抜いて上手い。
「ダメ(映画)専の弁士ってどうかな?」と、真剣に提案してみたのですが、
まんざらでもないような、ちょっとイヤそうな感じで逃げられました。
絶対向いてると思うんだけどなー。
この分野で、他の追随を許さない域まで到達してほしいと願ってやみません。
澤登師匠は、『謎の殺人事件』でのご登場。
師匠がおやりになってすら、
理解が困難である映画というのを、私は初めて体験しました。
すごい、すごいよ、『謎の殺人事件』…!
だいたい、タイトルからしていかがなものかと思います。
「殺人事件は、そもそも謎で当たり前なんぢゃ…???」
と、突っ込みを待ち構えているかのようです。
本日の唯一のトーキー作品『鉄の爪』も、
みんなの台詞回しが非常にぶっ飛んでおり、目が点になります。
それぞれの雰囲気など、ビジュアル面では申し分がないだけに、
セリフの棒読みっぷりが素晴らしすぎました。
ああ、レアフィルム…!君たちは個性的すぎて、面白すぎです。
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コメント
どうも、こんばんは。
「超レア・フィルム特集!」観たかったですね~、鑑賞会行きたかったです。
>「殺人事件は、そもそも謎で当たり前なんぢゃ…???」
仰るとおりでしょう、笑ってしまいました。
こういう珍品・迷作に出会えるのも無声映画鑑賞会の楽しみなんでしょうね、次回は必ず行きたいです!
投稿: おしるこ | 2006年4月 8日 (土) 00:23
普通のフィルムではもう満足できないコアな映画ファンも、
この日だけは、ぐうの音も出なかったのではないかと(笑)
「これでもか~~!!」といわんばかりのレアっぷりでした。
突っ込みにも笑っていただき、ありがとうございます。
私の無声映画鑑賞会への次回の出演は、5月26日です。
今度は、カラー無声映画特集なんだとか。
こちらもレア度高いかもですので、どうぞお見逃しなく!
投稿: さくらい | 2006年4月10日 (月) 03:12